ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンまで!ライム病とは?

先日、ジャスティン・ビーバーさんが自身のインスタグラムでライム病を患っているということを明かしました。

日本ではあまり聞き慣れないライム病ですが、なんと死の可能性もあるとても恐ろしい病気なのです。

過去にはアヴリル・ラヴィーンさんもライム病を患っており、5ヶ月もの間寝たきりだったというのです。

それほど恐ろしいライム病ですが、日本でも報告されているので他人事ではないようです。詳しく見ていきましょう。

ライム病の原因菌は?感染経路は?

ライム病は、ダニに噛まれることにより感染します。

ダニは通常、動物の血液を吸って成長しますが、動物から振り落とされて草むらや茂みに生息しています。

草木の多い場所だけではなく、都会の公園や自宅の庭などにもいます。

人間の皮膚に24時間程度くっついてから人体を噛み、病原菌が体内に入ると感染リスクが高くなるというわけです。

噛まれるとどんな症状になる?

感染初期には、インフルエンザのような症状が現れます。発熱、頭痛、倦怠感、関節痛、悪寒を伴い、特徴的な遊走性紅斑と呼ばれる湿疹のような症状が出ます。

病原体が全身に広がると、重度の頭痛や噛まれた部分以外の発疹、関節痛や関節の腫れ、脳や脊髄の炎症、記憶障害がでます。

感染してから時間を経て重症化すると皮膚症状や関節炎、脊髄脳炎などが悪化し死亡することがあります。

国内でライム病患者が多いのは?

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国内でのライム病患者の多くは、北海道や海外での感染が原因となっているそうです。

そして福島県や新潟県、群馬県、長野県、福井県、大分県などが推定感染地となっています。推定感染地の森林などに行く予定の人は長袖長ズボンを着るなど十分に注意しておいてください。

また病原体のマダニは、北海道、本州、九州、四国の山間部や北海道と青森県の市街地を覗いた平野部にも生息しているのでキャンプに行くときにはお子様など特に注意が必要です。

まとめ

結局、日本にいても草木の多いところに行くときには、虫除けスプレーを持参したり、服装に気をつけたりをしたほうが良さそうですね。

公園や森林、野原に行った後は、家に入る前に再度確認して絶対に家に持ち込まないようにしましょう。

菌を保有しているダニは全体の10%程度だそうなので、ダニに噛まれたからと言って即ライム病とは限りません。

公園などに行った後に紅斑や風邪っぽい症状がでたらすぐに病院へ行って診断してもらってください。

ジャスティン・ビーバーさんの回復を祈ります。